政界のこととか・・・その3

米側、少なくとも関係議員とスタッフは同問題への日本政府の対応に感情的にも反発することになりました。

一方、日本側は、政府当局者も含め、トリプレット氏がこの一件を針小棒大に伝え、議会の反発をいたずらにかき立てたと見ました。

そして、トリプレット氏こそ、関西新空港・公共事業摩擦の火付け役であり、問題をこじらせた張本人と批判するのでした。

トリプレット氏の言い分はこうです。

「はっきり覚えているが、一九入六年三月十五日、ウォール・ストリート・ジャーナル紙に載った関西新空港に関する記事を見たマコウスキー議員が、私に実態を調査するよう指示したのがきっけで私はこの問題にかかわることになった。彼は私が所属する外交委員会の主要なメンバーであり、彼の指示に基づいて調査、報告し、訪日するのはまさに私の仕事だ。私がこの問題のクリエーター(創造者)と言われるいわれはない」。

シュワブ女史が典型的な議会スタッフとすれば、トリプレット氏がかなり異質な存在であるのは事実です。

LAの仲間内でも同氏は「大変ユニーク」と見られている。議会スタッフとしてのトリプレット氏の個性は東芝機械事件でいかんなく発揮されました。

第一にトリプレット氏が日本に強い関心と浅からぬ関係を持っている点である。

政界のこととか・・・その2

「交通渋滞で我々は橋本運輸相(当時)との約束の時問に少し遅れた。大臣を待たせたのは悪かったが、橋本大臣はいきなり日本語で一気に話し、そのまま退室してしまった。(同議員は)こんな待遇を受けたことはなく、正直言って、いい気持ちはしなかった」。

一方、代議士の話は次のようなものでした。

「当時は、年末の予算編成の大詰め、特に私は、整備新幹線問題の調整にかかりっきりで、とても(同議員一行に)会う時間はなかった。しかし、外務省からのたっての頼みで何とか三十分作って待っていたのに、彼らは二十分ほど遅れてきた。残り時間も少なかったので言うべきことを言って部屋をでた。彼らは遅れてきたことに詫びも言わなかった」。

どちらの証言もかなり時間が経ってからのことなので記憶にあいまいなところもあるでしょう。

問題は、どちらがより真実を伝えているかではなく、この事件が日米双方の当事者の間に相互不信感を生んだことにありました。

政界のこととか・・・その1

たまにはこんな話題も~。

ウィリアム・トリプレット氏。

現在、上院外交委員会の上席スタッフを務めます。

日本側から、関西新空港問題と東芝機械事件の仕掛け人と見られたプロフェッショナル・スタッフです。

トリプレット氏は、関西新空港問題で、マコウスキー上院議貝と二回来日(一九入六年十二月、八入年二月)するなど、一貫して同議員の陰のLAを務めてきました。

同問題で、米政府のチーフネゴシエーターだったマイケル・ファーレン前商務副次官とも近く、日米政府間交渉の内容がトリプレット氏に筒抜けだった、とも言われます。

八六年十二月のマコウスキー議員来日時に、ある事件が起こったのです。

続きは次回に。。。

いい家を建てるには 4

工事を請け負う施工会社と同様、建物完成後もメンテナンスやリフォームまで、末永いおつきあいになります。

家というものは、家族一人ひとりライフスタイルがちがうように、対応策もすべて異なりますよね。

いいものをつくるには、手間ひまもお金もかかる、ということを覚えておきます。

なお、ハウスメーカーや工務店は、設計・監理料を明記せず、工事費に含んでしまう場合がよくあります。

そうした場合でも、遠慮せず、意見や希望を申し入れましょう^^

house.jpg

いい家を建てるには 3

設計家は図面を描く作業のほかに、家族がどう暮らしたいかをひきだし、具体化するのが仕事です。

そのために、住む人の希望をどんどん聞いて、かぎられた予算内での優先順位をきめていきます。

こうした点が、アマチュアではむずかしいのです。

設計監理という仕事は、何十回も現場へ足を運ぶことです。

家は図面どおりにできる、とはかぎりません。

さまざまな業種の人がタッチするので、勘ちがいやミスもありえます。

そうしたことが起きないように、しっかりとした監理が必要です。

みなさんが洋服を買うとき、自分に似あうかどうか、高いか安いかをご自分で判断なさると思います。

ところが、家を買うときは、高い買いものであるにもかかわらず、その判断がしにくいのです。

高い買いものだからこそ、失敗をしないように、私たちが建て主にかわって判断をする、それが監理だともいえるでしょう。

いい家を建てるには 2

設計事務所のおもな仕事は、住まい手の希望をくみとりながら予算計画をし、仕上げ表や図面を作製し、住まい手にかわって見積書のチェックや、建物が図面どおりに完成するように工事を監理することです。

設計・設計監理料は、一般的に工事費の10~15%くらい。

10~15%の差は、新築とリフォームのちがいで、リフォームのほうが割高になります。

たとえば、一戸建て新築で工事費が3000万円とすると、設計・設計監理料は300万円。

台所のリフォームをした場合、工事費が200万円なら15%の30万円というぐあいです。

予算は少ないし、設計料は安くない、設計ぐらい自分でやろう、という人もいらっしゃるでしょう。

しかし、かぎられた予算内で快適に住みたい人ほど、設計家にたのんだほうがよいのです。

room.jpg

いい家を建てるには

家を建てる場合、依頼先としては、おもにつぎのような方法があります。

1)住宅展示場へ出かけ、気にいったハウスメーカーに依頼する。

2)近所の大工さん、地元の工務店に依頼する。

3)設計事務所に依頼する。


1)は完成時のイメージがつかみやすい。

2)はかんたんなメンテナンスや増改築などを気軽にたのめる。

3)はライフスタイルにあわせた住まいづくりが望めるなど、それぞれの特徴があります。

どこにたのむかは、いろいろな条件により異なるのですが、ここでは3)を述べることにします。

設計事務所は、資格をもつ建築士が都道府県知事に登録をし、設計業務をするところです。

ハウスメーカーや工務店の設計者が施工会社に属しているのとちがい、あくまでも住まい手側に立って
仕事をすすめます。

主婦の目で家を見直す 3

快適な空間は、どういう要素で成り立っているのか・・・。

たとえば天井が高くて気持ちがいいとすれば、それは何メートルなのか。

落ちつける窓があれば、それは床から何メートルのところにあり、開口部はどのくらいなのか。

このように家のすべてが尺度でとらえられるようになれば、かなり具体的に空間をとらえられるようになるでしょう。

快適な空間がからだでわかってくると、きれいなものも見えてきます^^

kiti.jpg

主婦の目で家を見直す 2

キッチンと洗濯場の動線がわるいと、共働きの家庭などではたいへん困ります。

できあがった料理を食卓に運びながら、弁当づくりも同時にこなさなければならないからです。

朝の行事は、食事づくりとともに、洗濯もワンセット。

あと片づけをしながら洗濯ものの脱水をし、服を着がえて物干し場に・・・というふうに、朝の家家族の作業動線をたどります。

すると、あちこちで家族が交差することに気づきます。

鉛筆の線が全部の部屋を走るようだと、よい動線とはいえません。

間取り図を描くことによって、家全体が、空間をともない、客観視できるようになります。

紙の上でレイアウトをいろいろかえてみることをおぼえると、住まいは、自分の力でかえられるのだ、ということに気がつくはずです^^

主婦の目で家を見直す

家を建てたい、家をリフォームしたい、という人はたくさんいらっしゃると思います。

主婦のみなさんは既成概念にとらわれないので、住まいに対することがらを、こだわりなく、知識として吸収しています。

「生活者の視点」とでもいうのでしょうか。

私自身も主婦であり、生活者ですから、共感する部分もたくさんあり、それを実現する方向ですすめます。

わたしはまず、一日を間取り図の上で歩いてみることをお勧めしています。

一日の行動を、間取り図のなかでやってみるのです。

朝、主婦がいちばん最初にすることは、やかんにお湯をわかすこと。

コンロに火をつけたら、洗面室で洗顔です。

またキッチンにもどり、朝食のしたくに取りかかります。

そのうちに息子が起床して、洗面室で洗顔。

夫もおきて新聞をもってきて洗顔。

その横をすりぬけて、主婦が朝食のしたくをしながら、洗濯をはじめます。

食卓に皿を運び、洗濯の途中経過を見ながら、家族と朝食をとります。

主婦はいつも、ながら族です。