敗戦直後
敗戦直後、占領軍が持ち込んだ医薬品の中ではペニシリンとDDTがよく知られている。
が、特にDDTは、あの強烈な臭いと驚異的な効き目が人びとに強い印象をあたえた。
祖父も、寝る前に、敷布が粉だらけになるまでDDTを撒き、白い粉の上で眠ったのを覚えているそうです。
刺激の強い殺虫剤であるにもかかわらず、いや、だからこそ一層、効き目があると信じて、安心して眠ったものです。
しかし、戦後あれだけお世話になったDDTも、動物体内や環境系での残留性が高いことから、その後DDT有害説が出て、昭和46年、農林省によって販売が禁止されました。