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2011年05月 アーカイブ

詩集をもとに

前回の続きですが、その詩集をもとにしまして、両親が子供を失った悲しみを一冊の本に井きとめたものを「ぼくは一二歳」という題で出しましたところ(今から四年位前)、これがベストセラーになりました。


その「ぼくは一二歳」という本を土台にして脚本を作って、NHKがドラマとして放送したものです。


このNHKのドラマでも、結局少年の死んだ本当の原因というのは解らない。


この原因は解らないままに、主として親の悲しみというものを表面に出して、まとめあげたということでございます。


しかし、その詩を読みますと、理由は非常にはっきりと出ていると思います。

敗戦直後

敗戦直後、占領軍が持ち込んだ医薬品の中ではペニシリンとDDTがよく知られている。


が、特にDDTは、あの強烈な臭いと驚異的な効き目が人びとに強い印象をあたえた。


祖父も、寝る前に、敷布が粉だらけになるまでDDTを撒き、白い粉の上で眠ったのを覚えているそうです。


刺激の強い殺虫剤であるにもかかわらず、いや、だからこそ一層、効き目があると信じて、安心して眠ったものです。


しかし、戦後あれだけお世話になったDDTも、動物体内や環境系での残留性が高いことから、その後DDT有害説が出て、昭和46年、農林省によって販売が禁止されました。

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