とある連続ドラマ 3
学校の担任の先生にも解らないのです。
それから、親しくしていた二、三人の友だちに聞いてみても別に兆候はなかったということです。
それなのに、この悲しみにうちひしがれてしまったのです。
やがて、子供部屋を片付けていましたところ、引き出しを開けてみると、一冊のノートが出てまいりました。
そのノートには、少年による詩がびっしり書かれてありました。
詩集なんですね。
見ると小学校の時から、書きためていたらしいのです。
この少年は文才があり、夏口漱石の「心」という作品を一晩で徹夜して読んでしまったということです。
読書力の旺盛な、宇を沢山知っている子どもだったんですね。